設備工事をするうえで、最も頻繁に手にする図面が平面図です。現場では「平面」と略して呼ばれ、建物の各階をどこに何があるかを真上から見た図として表しています。

この記事では、設備技術者が平面図を読む際に押さえておくべきポイントを、新人向けにわかりやすく解説します。

平面図とは

平面図とは、建物を水平方向に切断し、その断面を真上から見下ろした図面です。一般的には床から1,000〜1,500mm程度の高さで切断した状態を描きます。

平面図には以下の情報が記載されています。

  • 部屋の配置・形状・寸法
  • 壁・柱・開口部(ドア・窓)の位置
  • 階段・エレベーターの位置
  • 設備スペース(EPS・PS・機械室など)の位置
  • 方位(北方向)

設備技術者が平面図で確認するポイント

① 設備スペースの位置確認

EPS(電気パイプシャフト)、PS(パイプシャフト)、機械室の位置を最初に把握します。配管・配線ルートの起点になるためです。

② 居室と非居室の区別

換気設備の設計では、居室かどうかで換気量の計算方法が変わります。倉庫・廊下・トイレなどは居室扱いにならない場合があります。

③ 部屋の面積・寸法

空調負荷計算や換気量計算では、部屋の床面積が基本データになります。平面図の寸法を拾って計算に使います。

④ 配管・ダクトルートの検討

給排水・空調ダクトのルートは平面図を見ながら検討します。梁・壁・他業種設備との干渉がないかを確認します。

⑤ 用途の確認

飲食店・病院・事務所など、建物の用途によって設備基準が異なります。各室の用途は平面図の室名から読み取れます。

平面図に記載される記号・略語

記号・略語意味
EPS電気パイプシャフト(幹線・弱電の竪管スペース)
PSパイプシャフト(給排水・ガスの竪管スペース)
MR / 機械室空調機・ポンプ等を設置する機械室
EVエレベーター
CLクローゼット・収納
UP / DN階段の上り・下り方向

平面図を読む際の注意点

  • 縮尺を確認する:1/100・1/200・1/50など図面によって縮尺が異なります。寸法の読み取りミスに注意。
  • 改訂番号を確認する:設計変更で図面が更新されることが多い。最新版かどうかを必ず確認する。
  • 他の図面と照合する:平面図だけでは天井高さや梁下寸法はわからないため、断面図・矩計図と合わせて読む。

まとめ

平面図は設備工事の基本となる図面です。まず設備スペースの位置と部屋の用途・面積を把握することが読み解きの第一歩です。他の図面(断面図・天井伏図など)と組み合わせて使うことで、より正確な情報が得られます。

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K・O
設備施工管理として10年働いております。 図面作成他何かお手伝いできる事がございましたらご連絡お願いいたします 資格・・1級管工事施工管理技士、甲種Ⅰ類消防設備士、電気工事士です どうかぜひとも読んでいって下されば幸いです
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