設備についての話

ダクト内の風速と風量の求め方について(風速と風量の計算の仕方)

ダクト内の風速と合計の風量の計算方法

今回はダクト風量計算について説明していきます

ダクトには低速ダクトと呼ばれる区分と高速ダクトと呼ばれる区分があります。

基準としては

ダクト内の風速が15m/s以下の場合は低速ダクト。

15m/s以上が高速ダクトです

一秒間でダクト内の風が15m進むと言う事ですね。施工の際は基本的には低速ダクトを用います。ダクトのサイズ選定風速の確認はダクトメジャーがおすすめです

ダクト内の風速を求める計算式

・風速=風量(m3/min)÷(ダクト断面積(m2)×単位時間(60))

風速が早くなりすぎると風切音が発生するため利用されている方が不快に感じることが多くなってしまいます

配管を通す場所に制限がなければ、ダクト内風速を10m/s以下で設定してダクト配管の計算を行うことをおすすめ致します。

ダクトサイズをアップすると風速が下がりますが、コストがアップするので現場ごとに調整が必要です

風量=30m3、ダクト配管=250φの場合のダクト内を流れる風速は?

まずはダクトの断面積を求めます

250÷2=125mm=0.125m

0.125m×0.125×3.14=0.049(m2)

(ダクト断面積)0.049×(単位時間)60=2.49

(風量)30÷2.49=(風速)10.20 答え風速10.20m/sec

注意するポイントはダクト断面積を求める際に、mm単位からからm単位に変換することを忘れないようにしましょう

次にダクト内を流れる風速から風量を求めていきます

以下風量を求める計算式を記載します

ダクト内の風量を求める計算式

・風量=平均風速(m /秒)×ダクト断面積(m2)×単位時間(60)

ダクト配管=250φ、ダクト内風速=8mの時の風量は?

(風速)8m×(ダクト断面積)0.049m2×(単位時間)60=23.52m3 /min

断面積をmmからmに変換しましょう

ABOUT ME
繊細な設備屋けー君
子ども3人の子育てをしながら、建設業界の設備屋として約10年働いています。 日々精神的に追い詰められながら奮闘しています。 建設業界には絶対マッチしない繊細な気質でありながらも自身を変えていく過程や施工管理として働いて体験した内容をブログにて示したいと思います。 子育ての奮闘記もブログに記していきたいです。 私には目標がありその目標を達成したいと思います。 資格・・1級管工事施工管理技士、甲種Ⅰ類消防設備士、電気工事士です どうかぜひとも読んでいって下されば幸いです