給湯設備の設計では、1日の必要給湯量ボイラーの必要出力(kW)を正確に求めることが重要です。この記事では用途・人数から給湯量とボイラー容量を計算する方法を解説します。

給湯量計算の基本

1日の必要給湯量は、用途別の単位給湯量(L/人・日)× 人数で求めます。

計算式

1日給湯量 Qd [L/日] = 単位給湯量 [L/人・日] × 人数 [人]

用途別の単位給湯量目安

用途単位給湯量単位
事務所10〜15L/人・日
ホテル(客室)150〜200L/人・日
病院(入院)200〜250L/人・日
共同住宅150〜200L/戸・日
飲食店20〜30L/食・日
学校5〜10L/人・日

ボイラー容量(必要出力)の計算

ボイラーの必要出力は、1日給湯量を加熱時間で割り、水の加熱に必要な熱量から求めます。

計算式

必要出力 H [kW] = Qd × ⊿T × 1.163 ÷ 加熱時間 [h]

  • Qd:1日給湯量 [m³/日]
  • ⊿T:温度差(給湯温度 − 給水温度)[℃] 例:60℃ − 10℃ = 50℃
  • 1.163:水の比熱換算係数 [kWh/(m³・℃)]
  • 加熱時間:通常8〜10時間

計算例

事務所 100人、単位給湯量12 L/人・日、給湯温度60℃、給水温度10℃、加熱時間8時間の場合:

  1. Qd = 12 × 100 = 1,200 L/日 = 1.2 m³/日
  2. H = 1.2 × 50 × 1.163 ÷ 8 = 約8.7 kW

この値に余裕係数1.2〜1.3を掛けて機器を選定します。

貯湯タンク容量の計算

貯湯タンクは、ピーク時の給湯需要に対応できる容量が必要です。一般的には1日給湯量の1/3〜1/2を目安とします。

貯湯タンク容量 V [L] = Qd × 0.3〜0.5

まとめ

  • 1日給湯量は単位給湯量 × 人数で求める
  • ボイラー必要出力はQd × ⊿T × 1.163 ÷ 加熱時間
  • 余裕係数1.2〜1.3を掛けて機器選定する
  • 貯湯タンクは1日給湯量の1/3〜1/2が目安

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設備施工管理として10年働いております。 図面作成他何かお手伝いできる事がございましたらご連絡お願いいたします 資格・・1級管工事施工管理技士、甲種Ⅰ類消防設備士、電気工事士です どうかぜひとも読んでいって下されば幸いです
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