リモコンサーモと機器本体サーモの違いを解説
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【図解】空調機の「リモコンサーモ」と「本体サーモ」の違いを分かりやすく解説
空調設備の設計・施工・運用においてよく出てくる
「本体サーモ」と「リモコンサーモ」。
この違いを理解していないと、
- 温度が合わない
- クレームが出る
- 試運転で迷う
といったトラブルにつながります。
この記事では、設備担当者向けに図解付きで違いを整理します。
コンテンツ
サーモスタットとは?(基本のおさらい)
サーモスタット(サーモ)とは、
室内温度を検知し、
設定温度に合わせて空調機を運転・停止させる制御装置
です。
👉 ポイントは
「どこで温度を測っているか」
これが
本体サーモ と リモコンサーモ の決定的な違いになります。
本体サーモとは(室内機で温度を測る)
■ 概要
空調機(室内機)本体に内蔵された温度センサーで室温を検知する方式です。
■ 図解:本体サーモのイメージ
天井
────────────────
□ 室内機
│ ▲
│ │ 温度センサー
│ │(本体サーモ)
│
↓ 吹出し
人がいる位置
────────────────
床
■ 特徴
- 室内機の吸込み口付近の温度を検知
- 構造がシンプル
- 追加配線が不要
■ 注意点(設備的に重要)
- 天井付近の温度を拾いやすい
- 吹出し空気の影響を受けやすい
- 実際の体感温度とズレやすい
👉
「人が暑い/寒い」と感じていても、機械的には設定温度に達している
という状態が起きやすくなります。
■ 本体サーモが向いている空間
- 小規模な個室
- 倉庫・機械室
- 温度ムラが少ない場所
リモコンサーモとは(人のいる位置で温度を測る)
■ 概要
壁付けリモコンに内蔵された温度センサーで室温を検知し、空調機を制御する方式です。
■ 図解:リモコンサーモのイメージ
天井
────────────────
□ 室内機
│
↓ 吹出し
■ リモコン
▲
│ 温度センサー
│(リモコンサーモ)
人のいる高さ
────────────────
床
■ 特徴
- 人が生活・作業する高さの温度を検知
- 吹出し・天井熱の影響を受けにくい
- 体感温度に近い制御が可能
■ 設置位置の注意(重要)
❌ 避ける位置
- 吹出口の近く
- 直射日光が当たる場所
- 外壁面
- 機器発熱の近く
✅ 推奨位置
- 人が滞在する場所
- 内壁側
- 空気が滞留しにくい位置
■ リモコンサーモが向いている空間
- 事務所
- 店舗
- 学校・病院
- 天井が高い・広い空間
本体サーモとリモコンサーモの違い【比較表】
| 項目 | 本体サーモ | リモコンサーモ |
|---|---|---|
| 温度検知位置 | 室内機付近 | 人のいる空間 |
| 天井熱の影響 | 受けやすい | 受けにくい |
| 体感温度との一致 | △ | ◎ |
| 設置の簡単さ | ◎ | ○ |
| 快適性 | △ | ◎ |

設備設計・施工での注意点
- 機種によっては
本体サーモ/リモコンサーモの切替設定が必要 - 試運転時は
どのサーモが有効か必ず確認 - クレーム対策として
事務所・店舗は原則リモコンサーモが無難
まとめ(設備ブログ用結論)
- 本体サーモ
→ 構造が簡単でコスト重視の空間向け - リモコンサーモ
→ 人の体感温度を重視する空間向け
現在の空調設計では、
「快適性を求める空間=リモコンサーモ」
という考え方が主流です。
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