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シックハウス対策換気量と一般換気量を求める計算方法を解説

換気計算には一般換気量とシックハウス対策の換気量の2種類があります
- シックハウス対策の換気量と一般換気量の違いがわからない
- 換気量の計算方法がわからない
換気量の計算方法を例題を用いて解説していきたいと思いますので参考にして頂ければと思います
シックハウス対策換気量を求める計算方法
建築基準法による法定換気量(シックハウス対策のパターン)の計算式
V=n×A×h
V=必要換気量
n=住宅等の居室の場合0.5回 その他の居室の場合0.3回
A=居室の床面積
h=居室の天井高さ
建築基準法シックハウス対策パターンの計算例
(問題) 床面積100m2 天井高さ2.5mの居間の法定換気量(シック対策)を求めよ
100×2.5=250m3
250×0.3=75m3
最低換気量は75m3以上必要である
一般換気量を求める計算方法
建築基準法による法定換気量(シックハウス対策を除く)の計算式
V=20×Af÷N
V=有効換気量
(空調の場合)居室床面積 Af=S
(機械換気の場合)窓割引した居室床面積Af=S-20a a=有効開口面積
N=一人当たりの占有面積N値は実況に応じて決める
ただし、N>10の場合は10とする
建築基準法(シックハウス対策除く場合)の計算例
(問題) 床面積100m2 天井高さ2.5m 一人当たりの占有面積5m2 窓幅横0.5m 縦0.5m時の場合の居間の法定換気量を求めよ
Af=100-5=95
20×95÷5=380m3
最低換気量は380m3以上必要である
まとめ
- 法的に優先されるのはシックハウス対策での換気量
- 一般換気量の場合空気の入れ替えができる窓が大きいほど機械換気として必要な換気量は減る
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