昨今生産性の向上が日本経済が成長する鍵と言われていますが、建設業でも生産性改善の意識は必要でございます
なお私自身が生産性向上の為に取り組んでいる事柄は以下になります
予算管理の徹底
睡眠時間の確保
機嫌よく過ごすことを意識する
支出の削減。家計管理と一緒。
予算管理は支出管理を意識して取り組んでいます。いかにして無駄なお金を出していかないかですね。家庭の家計管理と一緒です。
建設業の商売の仕組みを少し説明します
建設業はあらかじめ「100万で受注する」など請負金額が決まっています。
そして請負金額の中から工夫して利益を残して行かないといけません。当たり前の事ですが、ここが肝なのです。
物販販売を例にします
例えば10000円で仕入れた商品に10%利益を上乗せして販売したい場合の販売価格は11000円です
商品を販売する場合、売れると確実に10%利益がでます。
顧客によって1000円の利益が900円になったり1100円になることはありません。
商品の金額が11000円だと理解して顧客は購入しますので確実に1000円利益が出ます。
しかし建設業では工事が完了した時点でお金を頂ける商売ですので、当初利益が10%を想定しても工事期間中に施工ミスや材料の発注間違えを行うと利益率が下がります。
場合によっては利益が0の場合もあります。私自身赤字を出した現場もあります。
商売の仕組み上、物販販売より建設業の方が10%の利益を得るため労力がかかると思っています。商品を製造し販売する。
- 商品を製造し販売する
- 商品を仕入れて販売する
仕組み上で考えると上記の商売の方が建設業より儲けの為にかかる労力はかからないと思います
追加費用をもらうより支出管理を行う方が簡単
顧客からの要望で規模の大きい追加工事などは追加費用として請求しやすいです。顧客からの要望ですからね。
ですが極端な言い方になりますが、建設業は追加費用をもらう事が非常に困難です。
なぜなら長い工期の中で費用の値上げに関して、外部要因も多く材料の値上げなどがあります。しかし値上げ分を顧客に価格転嫁をすることはできません。
「最初に契約金額を取り決めしてるんだから材料が値上げしていても知ったこっちゃないよ」
こう言われるのがオチです
また蛇口1個を追加するぐらいなら、元請けからの圧力でサービス工事なる場合がありますね。特定の元請けからの案件に依存している下請けほどサービス工事が多くなる場合があります。
「年間にこれだけ御社に仕事振ってるんだからこれぐらいサービスしろよな。」
まあこんな感じです。
元請けがエンドユーザーに対して追加費用を提出する気がないのならば私たち下請けは費用をもらえる事ができません。ここが建設業界の闇なのです。
実際にトータルで得をすれば良いので、サービスする場合も私自身多々ありますが職人人件費、追加材料費などコストは当然かかります
顧客からの追加工事の費用が思ったより頂けない場合も多々あります。追加工事を行う為の原価金額(職人の経費、材料費)だけもらえるケースです。
会社に残す経費などを加味した金額はもらえない場合もあるのでトータル赤字の場合もあります。
追加工事を予算が無いのにするなよ・・・
常々思います
追加請求をしてしまえば問題ないのです。ですが、業界差はあれど建設業には元請け・下請けの力関係の差は大きいです。
金を払う方が立場が上だろ?
このような横暴な方もおられます
ですので自分たちがコントロールできる範囲で支出を減らしていく取り組みをしています
材料の仕入れ管理、リース品の使用管理
現時点で重点的に行っている事です。無駄に材料を発注しない。使用しなかった材料は返品する。無駄にリース品を借りない。必要期間以上に借りない。
これらは自分がコントロールしやすい支出管理ですので重点的に取り組んでいます。
協力してくれる業者さんの人件費を適正価格以下に削る事はできませんので、これらの取り組みは比較的に行いやすいです。
よく寝て機嫌よく過ごす
30代後半を迎えて20代の頃より体力の低下を感じます
子供と10時には寝て6時に起きる生活を心掛けています。昔は夜根性出して仕事をする事が美徳みたいな風潮でした。今は睡眠を削ってまで働く意味が私にはよくわかりません。
根性だけの時代はもう終わりです。
機嫌よく過ごすことも人生を生きやすくするコツですね。
気分が落ち込むこともありますが、意識して機嫌よく行きたいと思います。
経済的に自由に近づくほど機嫌が良くなっていく自分がいることを実感しています