建築物が完成する理解を深めるには小規模案件こそ良い
設備施工管理技士は現場をマネジメントする管理者です
- 工程管理
- 品質管理
- 安全管理
- 原価管理
上記の内容を管理していきますが、新人、若手の方が一番に理解を深めた方が良いのは工程管理ではないかと思います。
なぜなら工程管理を行える事は現場が進んでいく流れを理解できているからです。
現場の流れを理解できないと工事が進みません。
設備工事における工種は主に以下になります
- 衛生設備工事 トイレ設置、浄化槽設置、配管などの工事
- 空調設備工事 エアコンなどをの取り付け、配管などの工事
- 換気設備工事 換気扇などの取り付け、配管などの工事
- 消火設備工事 スプリンクラー、屋内消火栓などの工事
- 自動制御設備工事 機械の自動システムを行うための工事
- 重量工事 設備機械の撤去や設置、据付を行う工事
大きな現場になるとこれだけの工種があれば現場に入る職人の数も多くなります。
新人や若手がこれだけの人数の職人に対して適切な采配を振れるでしょうか。
私は無理だと思っています。なぜなら工程をまず理解できていないので、どの職人が何をしないといけないかを根本的に理解できていないからです。
私は工程管理こそ若手の設備屋がまず理解するコアの部分だと思っています。
一つ一つの工種が行う作業の流れも理解できてないのに現場を進めるのは根本無理やでー。
まず建築工程が進む流れを理解する
建築物が完成する流れは以下です
- 躯体工事 建物の基礎となる部分を作る工事
- 内装工事 建物内部の壁や天井を作る工事
- 仕上げ工事 床のシートや壁クロスを貼る工事
- 外構工事 建物外部の駐車場を作ったり舗装を行ったりする工事
上記の建築工程において設備屋が現場に入って作業を行う工種は各工程によって異なります。
- 躯体工事・・衛生設備工事のスリーブ入れ
- 内装工事・・衛生設備工事、空調設備工事、換気設備工事、自動制御設備工事の天井配管と天井配線作業
- 仕上げ工事・・衛生設備工事、空調設備工事、換気設備工事、自動制御設備工事の勉強やエアコン、換気扇などの器具付け。重量工事における機器の搬入、据付
- 外構工事・・衛生設備工事の外部配管、空調設備工事による室外機の取り付け。
建築工程の合わせて設備での必要工事を関わる業者を現場に入れておかなければなりません。
工程管理ができていなと現場が無茶苦茶になります。
小物件の現場で建築工程を一通り把握すれば工程管理がしやすくなる
よくありがちなパターンとしてベテランが担当している大規模現場に若手をつけて現場を進めるやり方です。ですが若手に取っての成長環境を阻害していると思います。
大規模現場になると若手が雑用のように扱われるだけになり、本人に取って必要な経験が得られにくくなります。
雑用仕事になると建物全体の工程の流れを把握できなくなり、目の前の言われた仕事だけをするようになってしまいます。
そして若手本人にとってモチベーションの低下になり結果離職につながる場合が増えます。
なんだかつまらないなあ。
全然楽しくないし。
やめようかな・・
また実はベテランの技術者にとっても何もわからない若手を指導する事はエネルギーを使います。大規模現場になると仕事量も膨大になります。
自身の仕事量も膨大なのに経験が浅い若手をそばにおいて指導することは非常に負担なのです。結果的に会社としてマイナスだと思っています。
現場がデカくて自分の仕事量だけでも精一杯なのに、何を指導すればいいだよ。
若手が成長するには、小物件案件を一通りこなす事が成長への近道だと思います。
一人でもなんとか四苦八苦しながらこなせる環境を与える事が成長するポイントです。
そして若手が苦労していたらサポートしてあげる環境を会社が整えてあげるべきでしょう。
小さい現場でも一人でこなした経験こそが身につくのです