仕事(設備屋の話)

給湯配管のサイズ選定方法を流量線図を用いて解説

給湯配管のサイズ選定は、給湯単位を決め、その給湯単位合計から同時使用水量を算出し求めます


1. 早速例題をしてみましょう

例題

学校にて手洗いが5個、配膳流しが5個、シャワーが2つある場合の給湯配管径を求めよ


2. 給湯負荷単位表(例)を用いて計算

設備機器集合住宅
ホテル・寄宿舎病院工場学校体育館
個人洗面器0.750.750.750.750.750.75
一般洗面器1.01.01.01.01.0
洋風浴槽1.51.51.5
シャワー1.51.51.53.51.51.5
台所流し0.751.53.03.00.75
配膳流し2.52.52.5
掃除流し1.52.52.52.52.5
  • 手洗い(洗面器でカウント) 1×5台=5
  • 配膳流し         2.5×5台=12.5
  • シャワー         1.5×2台=3  
  • 合計           20.5

3. 管内流速の設定

管材ごとに適正流速が決まっていますが、給湯配管の基本:1.0 m/s以下を基準で考えます

4 . 流量線図を用いて選定結果・・答え25suとする

流量線図で25Lの場合、流速1.0以下で選定します

結果配管サイズの目安は25suとなります

ABOUT ME
繊細な設備屋けー君
子ども3人の子育てをしながら、建設業界の設備屋として約10年働いています。 日々精神的に追い詰められながら奮闘しています。 建設業界には絶対マッチしない繊細な気質でありながらも自身を変えていく過程や施工管理として働いて体験した内容をブログにて示したいと思います。 子育ての奮闘記もブログに記していきたいです。 私には目標がありその目標を達成したいと思います。 資格・・1級管工事施工管理技士、甲種Ⅰ類消防設備士、電気工事士です どうかぜひとも読んでいって下されば幸いです